バングラデシュでは大きなお祭りの1つに、“イード”があります。
現地語で Eid-Ul-Azha (イードル・アザハ)だそうです。
犠牲祭とも呼ばれるようですが、私は『牛の祭り』と聞きました。
毎年この時期は10日間ほどバングラデシュは休業状態になります。
弊社もバングラデシュの工場との取引がありますが、この時期は絶対に休業すると伺っています。
イード
このイードはバングラデシュで年間を通していちばん重要な行事と言われていて、この時期は会社や工場は一斉に休業します。
また、故郷に帰省して家族や親族と祝うのが一般的で、帰省する人で混雑・渋滞が起こります。
イメージとしては、町中が日本のお正月のような雰囲気になる感じです。
帰省も含めて10日間ほどは休業期間となります。
この時期は工場が稼働しないので、アパレル生産を依頼する場合も注意してください。
2020年は7月31~8月2日がイードでした。
毎年、日にちは違ってきますが、この前後で10日間は休業となります。
このお祭りでは大切に育てた家畜の牛や市場で買ってきた牛を捧げお祝いします。
牛の肉体を3つに分けて、1つは自分に、1つは神に、残りは貧しい方に振る舞うそうです。
祝日の期間は町中でも牛市がたくさんでき、とても活気にあふれています。
実際に至るところで牛の解体を行っているので、道端には大きな牛の血だまりができていたりも。
初めて見る方は衝撃だと思います…。
1年間分の牛を屠殺して牛肉のストックを作るため、牛革の材料も大量に取れます。
そのため、この期間は牛革がとても安くなっています。
牛革製品の仕入れをバングラデシュで行うなら、この時期が最適と言えます。