現在、2021年の春夏向けのTシャツを製作しています。
Tシャツはアパレル生産において基本となる商品であり、デザインの難易度も低く複雑な縫製を求められる商品ではありません。
最近のお取引先様のご要望としては、Tシャツはもっぱら中国生産の希望が増えています。
理由は短納期だからです。
アパレル生産地による特徴とは?
低価格のアパレルOEMを実現するために、弊社ではコストの低い海外工場での生産をご提案しています。
今回は、世界のアパレル生産地として注目されるバングラデシュと長年日本のアパレル産業を支えてきた中国の比較をご紹介します。
バングラデシュ | 中国 | |
価格(Tシャツ生産、1枚あたり) | 約3ドル | 約3ドル+100円 |
納期 | 最低4ヶ月以上~平均6ヶ月
生産に3ヶ月+船便1ヶ月 |
染め・編み立てを入れても2ヶ月弱
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ロット | 大ロットが望ましい | 100枚からの小ロット対応可能 |
バングラデシュはとにかく低価格でアパレル生産ができます。
ただ、納期は最低4ヶ月以上となるので、長期間かけて企画から販売まで計画される大規模な事業者様に向いています。
また、定番商品を大ロットで生産する場合には、価格を抑えられるのでオススメです。
中国は、価格ではバングラデシュに負けますが、とにかく短納期です。
弊社の取引先は小規模なネットショップ様が大半ですので、低価格はもちろんですが特に短納期を重視されます。
企画から3ヶ月後には販売開始できるのが、中国生産の大きな魅力です。
100円のプラスで実現できるなら、だんぜん短納期を希望されます。
お客様に合わせたご提案
ファッション業界では、中国での人件費の高騰を理由に、もっと人件費の安い国へのアパレル工場の誘致が始まりました。
そこで注目されたのがバングラデシュです。
もともと良質な生地の生産地として有名で、労働人口も豊富、物流も確保されています。
職人の技術力も高く、有名ブランドの生産も手がけています。
2000年頃からは欧米ファストファッションブランドが商品の生産地をバングラデシュに移し話題となりました。
現在ではアパレル製品の輸出量は中国につぎ世界第2位となっています。
バングラデシュ生産の大きな魅力は低価格。
ですが、小規模なショップ様の場合は短納期であることが重要視されます。
弊社では中国に提携工場が複数あるため、アパレルOEM生産の小ロット・低価格・短納期を実現しています。
もちろんバングラデシュの工場との取引もありますので、お客様や商品によって最適な生産地をご提案させていただいております。