緊急事態宣言が発令され、外出自粛や学校を含む施設の使用停止、音楽やスポーツイベントなどの開催制限などが要請されています。
飲食店は営業時間の短縮を求められ、大型商業施設なども時短営業を行っています。
アパレルOEMにはどのような影響が出ているでしょうか?
2020年から続くコロナの影響
2020年11月にもアパレルOEMへのコロナの影響をまとめています。
2020年11月 アパレルOEMへのコロナの影響
弊社のお取引先様に目を向けてみると、引き続き、売上減少など大きな影響はありません。
取引先はネットショップ様が9割のため、コロナの影響はほぼ無い、という状況です。
影響があるとすれば、商品のラインナップ。
ショップによって違いはありますが、従来よりもカジュアルな商品が人気が出ています。
外出を控える傾向からか、ラクに着れる商品が好調です。
昨年もカジュアルな服、ワンピース、ワンマイルウェアなどが人気でした。
この傾向は現在も継続中で、おうち時間にも使えて、ちょっとしたお出かけにも使える、楽ちんだけどきちんと感が出せる商品の動きが良い傾向です。
海外工場の影響
弊社は海外工場でアパレル生産を行うため、海外情勢にも左右されます。
現在一番影響を受けているのは、バングラデシュ工場です。
都市のロックダウンのため、工場がストップしています。
地理的にバングラデシュはインドの隣国であり、コロナの被害が甚大です。
インドの窮状はメディア報道もされたため、ご存知の方も多いでしょう。
ロックダウンになると、政府から解除の伝達が来るまで動けません。
工場の責任者とは連絡が取れますが、生産を担当するスタッフが出勤しないため、生産は基本的にストップします。
責任者との打ち合わせなどは進められますが、生産ができないため、ほぼできることが無い状態です。
被害が甚大なため、ロックダウンの長期化も念頭に入れて対策していかなければなりません。
バングラデシュ工場への依頼は、大ロット・長期案件のため、ロックダウンが解除された場合の情勢の変化や原料の値上がりなどにも注意が必要です。
弊社は中国工場とも取引がありますが、中国は落ち着いていてほぼ影響はありません。
省をまたぐ場合に検査が必要な省があるくらい、と伺いました。
影響があるとすれば、輸送の遅れです。
中国から日本への輸出時の検査に従来より1日程度余分に時間がかかるようになっているため、日本へのサンプルや商品の到着が1日ほど遅れる場合があります。
遅れと言っても1日程度ですので、大きな影響はありません。